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- 日時: 2010/04/04 19:12
- 名前: カフェデTakeFive
 ID:QzveqZGA
  
  - スガラボットさん、USBオーディオに関心のある皆様へ
 
 
先般、M2TECH hiFace + foobar2000で24Bit/94kHz.WAVサウンドを再生し、 
直接そのデジタル出力をD/Aコンバーター(SV-192S)に入れて楽しむ環境が整った報告をさせて戴きました。 
その後、更に幾らかの変遷がありましたので御報告します。 
1.音楽プレーヤーSound Player Lilith の追加とカーネルストリーミングモード再生の導入 
 Sound Player Lilithは国産音楽ソフトとして音も良く評判のソフトです。 
 本サイトからのダウンロードはウィルスバスターが警告を発するので断念し、別サイトでVer0.991をダウンロードした後に 
 ソフトの設定-その他-オンラインアップデートでVer0.992Test Releaceに上げました。 
 音の良いカーネルストリーミングモード再生に必要なソフトとしては、foobar2000導入の際、「foo_out_ks.dll」も併せてインストールしました。 
 カーネルストリーミングモード再生のfoobar2000,Sound Player Lilithは申し分なく、WMP,iTunesとは格の違いを感じてしまいます。 
  参考までに私のパソコンでの環境設定です。 
  
 (1)Sound Player Lilithのサウンド出力設定 
  再生バッファーサイズ(ms): 500ms(下げれば音が良くなるがエラーが出やすいのでここで妥協) 
  出力デバイス:       DirectSound    HIFACE Kernel Streaming 
    出力ビット深度:      必ず32Bit(float) 別の所を選択すると24Bitが全て16Bit再生されます。 
  出力ビット深度の件は作者の説明で納得しました。どちらかに該当しているのでしょう。 
  ただ、私のパソコンはXP_SP2なので腑に落ちない部分もありますが。 
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  <Sound Player Lilith 作者の取説より抜粋> 
  ※ 24bit以上を選択するには、お使いの環境(OS・ドライバ・ハードウェア等)が指定のビット深度に対応している必要があります。 
  例えば、Windows95~WindowsMeに多いVxDドライバはDirectSound経由での24bit以上の再生ができないため、16bit以下しか選択できません。   
 
  ※ Windows2000(SPなし、SP1、SP2)ではミキサーのバグにより、24bit(int)ないし32bit(int)で再生しても16bitに落とされてしまうようです。 
  この場合、32bit(float)を選択することで24bit(int)に近い精度での再生が可能になります。 
  SP3以降とWindowsXPではこの不具合が解消されています。 
  マイクロソフト サポート技術情報 - JP308883 Kmixer が 24 ビットまたは 32 ビットのオーディオの上位 16 ビットのみを再生する 
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  (2)foobar2000のサウンド出力設定 
  Buffer Length:         500ms(下げれば音が良くなるがエラーが出やすいのでここで妥協) 
  Output Device:      KS   HIFACE Kernel Streaming 
    Output data format:   32Bit 
 
 foobar2000,Sound Player Lilith共にカーネルストリーミングモード再生での音の良さが冴え渡ります。 
 残念ながら、WMP,iTunesを聴く機会が激減しました。 
 個人的には音色が優しく潤いのあるSound Player Lilithを使用する機会が増えました。 
 音量を上げてもうるさくなく、倍音と余韻をうまく再生してくれる真空管アンプのようなサウンドのイメージがあります。 
 公開戴いた音源でバイオリンの音色を聴くとその辺りの違いが良く解ります。 
  そんな訳で現在は24Bit/94kHz.WAVサウンドの再生はM2TECH hiFace +この二つの音楽プレーヤーを使い分けています。 
 
 ただCDからリッピングした16Bit/44.1kHz.WAVサウンドの場合は、 
 ONKYOのDIGITAL MEDIA TRANSPORT HD-S1+AY電子ND-S1(オンキョー)専用アナログ電源で楽しんでいます。 
 やはり、この組合せの音が一番良くまた楽しめます。 
 D/Aコンバーター(SV-192S)にはUSB入力もありますが、何故かHD-S1を経由した方が音が良いのです。 
 音質向上を目指してASIO4ALLをインストールしてからは、 
 Sound Player Lilithは出力デバイスが「ASIO(Projects9k)」 「ASIO4ALL v2」が選択でき更に音質がアップしました。 
 ベースたっぷりのJazzが楽しめますし、クラシックも格調高いサウンドが楽しめます。 
 ブルーノート US THREE ではジョージ・タッカーのベースの凄さが伝わるサウンドが堪能できます。 
 このHD-S1を経由すると俄然ベースが冴え渡り、「ジャズはやっぱりベースが命じゃないかな。」と再認識させてくれます。 
  残念ながら、私の場合foobar2000ではASIO4ALL設定はできませんでした。 
 
2.有料ソフトの24Bit/94kHz.wmaサウンド、24Bit/94kHz.WAVサウンド24Bit/192kHz.WAVサウンドの購入と聴き比べ 
   
 (1)ONKYO 24Bit/94kHz.wmaサウンド 
     今、一番知られている高音質音源だと思います。ボーカルとしてイルカの「なごり雪」ケイマルのトランペット曲を入手しました。 
   著作権保護技術(DRM)が組み込まれているため、ダウンロードを行ったパソコン以外での再生はできませんから、 
   パソコンを買い換えたらそのデータは使えません。1回だけCDに落とすことは出来ましたが、当然グレードも落ちます。 
     一番困ったのはWMP以外の上記の音の良い音楽プレーヤーも使用制限がかかります。ここまで制限を受けるとは予想外でした。 
   WMPで再生する24Bit/94kHz.wmaサウンドも魅力的でしたが、残念ながら積極的に導入する気持ちになれませんでした。 
 
 (2)KRIPTON HQM 高品位音楽データ(DVD-ROMパッケージ版)24bit/96kHz,24bit/192kHz.WAV 
     FLACでのインターネット配信もありますが、無圧縮のWAV音源はパーケージで販売されています。 
   クラシック中心でまだ品揃えも少ないですが、何の制限もなく音楽を楽しめました。申し分ありません。 
   ハイドンを中心に3枚購入しましたが、どれも高音質でのびのびした音楽を堪能できました。  
   DAコンバーターのフルスペック24bit/192kHzが再生出来た時は年甲斐もなく感動しました。 
   どうせ高音質音源に取り組むのであれば、無圧縮のWAV音源に拘りたいと思った次第です。 
   インターネットで試聴も出来ますから、じっくり判断して購入すれば良いと思います。 
 
 その他、購入はしていないですが、 
 (3)赤坂工芸音研 スペシャルマスターシリーズ 24bit/96kHz CD-R盤  
  音はマスターから一枚一枚直接CD-R盤に書き込むそうで相当音は良さそうです。価格も相応にいいです。 
 (4)Linn Records     
    高音質音源の配信を手広く手掛けています。カード決済になりそうです。 
  24bit/192kHz音源まで配信してくれますが、WAVではなくFLACかWMAでの配信しか見当たりませんでした。 
  個人的には折角の高音質音源なので、無圧縮wavでの配信を期待したいです。 
 
24Bit/94kHz.WAV音源を公開して戴いたお陰で、私のUSBオーディオ環境を	色々と模索し、やっと自分なりに納得出来る環境が整いました。 
今回そんなチャレンジする機会を与えて戴いたスガラボットさんには心より御礼申し上げます。 
今後、私はKRIPTON HQM 高品位音楽データの購入継続と赤坂工芸音研 スペシャルマスターシリーズの購入と 
高音質CDからのリッピングで音楽ソフトの充実を図りながら、 
USB3.0対応の機器(D/Aコンバーター,AVアンプ,ノートパソコンなど)が充実するのを待つつもりです。 
USBオーディオやD/Aコンバーターの場合、ジッターレス伝送も当然重要ですが、 
MJ4月号には新しい試みとして、フェーズテックのD/AコンバーターHD-7Aが紹介され、ジッターレス伝送以外に 
k2プロセッサー搭載で16ビットデータをアップサンプリングしてCD音源の帯域拡張とビット拡張が可能な技術が紹介されています。 
16Bit/44,1khzに閉じ込められたCD音源を擬似的とはなるかも知れませんが、帯域拡張とビット拡張して再生するサウンドには興味が湧きます。 
今後はこれらの技術追求も加速するではないかと思いますし、楽しみにしています。 
またまた、駄文・長文となりました。 
以上で私のファイナルレスとします。有り難うございました。 
 
 
 
 
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